確定申告のIT化

確定申告の時期となり、15日からは申告書の受付がスタートしています。3月15日までの申告ですので、急いで資料の整理をされている方もいらっしゃるかと思います。国税庁も、ITを利用し申告を効率化しようとしているので、ご紹介したいと思います。

電子申告にID・パスワード方式導入

自宅から電子申告で申告書を提出するには、マイナンバーカードを入手し、カードリーダーで読み取る必要がありました。今年からは、ID・パスワードを利用することで、マイナンバーカードが無くても電子申告が可能となりました。この方式を利用するには、事前に税務署員による本人確認をうけて、ID・パスワードを入手する必要があります。

スマホで確定申告

国税庁のHPには確定申告作成コーナーがあり、これまでもパソコンで申告書を作成することができました。それが今年度からは、作成コーナーがスマホに対応したため、スマホ申告書を作成し電子申告することが可能になりました。

ただ制限がたくさんあり、利用できるのは年末調整済みのサラリーマンの方が医療費控除・ふるさと納税により還付する場合くらいだそうです。今年は、やはりパソコンで作成するのが無難だと思います。

QRコードでコンビニ納付

30万円以下の納税は、コンビニで支払いが可能です。1月から、国税庁ホームページでQRコードを作成したうえで、Loppi等のコンビニの一定の端末でQRコードを読み取らせ、出力したバーコード付き納付書でレジにて納付できるようになったそうです。

税務署の職員さんに言われたのは、対応していないコンビニ・端末があるので、注意して下さいとのことでした。

 

電子申告やIT活用で、業務を効率化したい国税庁の考えが見えますが、納税者側からは凄い便利になったとは言えないかな…。今後の使い勝手向上が期待されます。