旧作ゲームのセールが凄い!?
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
我が家では、ゲーム制作会社のLEVEL5が、8月末まで旧作ゲームのサマーセールを開催する情報をキャッチし、盛り上がっております。ダウンロード版の旧作ソフトを最大92%offする大盤振る舞いです。LEVEL5は、一世を風靡した「妖怪ウォッチ」などが有名だそうですが、我が家は謎解き系の「レイトン教授」シリーズがお目当てです。他のメーカーもセールを実施している会社があるようですが、ここで疑問として出たのが、何でこんなに安売りするの?でした。そこで、勝手にサマーセールの戦略を考察してみました。(以下は個人の感想です)
中古市場の存在
ゲーム業界の特徴として、中古ゲーム市場が昔から存在していることが考えられます。買ったゲームは飽きたら中古として売却するのが普通ですが、中古ソフトが再度販売されても、新品ソフトが売れなければゲーム制作会社の利益にはなりません。そこで追加原価のかからないダウンロード版を、中古ゲームより安く販売することで、中古ゲーム販売店から顧客を奪う戦略が考えられます。コロナ禍で巣籠ゲーム需要が盛り上がる中、こんなことを考えたかもしれません。
開発費はサンクコスト(埋没費用)
ゲーム業界で一番大きな費用は、ゲームの開発費用で大半が固定費と思われます。ここで旧作ソフトについては、その開発費は、すでに支出してしまった費用で、現時点の意思決定から切り離して考える必要があります。また、現時点では、発売当初にマーケティングを展開し、その他の固定費と含めて大半が回収済みとも考えられます。そのような中で、ダウンロード版という追加コストの発生しない方式で販売することで、たとえ1本500円で販売となっても、追加原価がゼロのため全額が利益となり、売れれば売れただけ利益になります。何もしないで売上ゼロと比較し、安くても売れた分だけ得になる!といった合理的な考えがあったかもしれません。
広告宣伝費効果
最後に考えられるのが、旧作を低価格で販売し、「おもしろい!」と思った顧客が、最新のタイトルを購入してくれる波及効果が期待できます。テレビCM等の広告宣伝費は高額となるケースが多いので、このようなサマーセールで広告宣伝を狙った考えがあったかもしれません。
まとめ
いろいろ考察しましたが、これは友松個人の見解のため、実際はどうだったのでしょうか?
最近は、無料でゲームをダウンロードし、課金して楽しむ時代です。ゲームを有料で購入する前提で話している時点で、古めかしいオジサンなのかもしれません。このようなアプリゲームが流行る状況に対応すべく、ゲーム会社の方々も色々な施策を検討されているのかもしれませんね。
暑い日が続きますので、家でゲームも一興かと思いますが、やりすぎ注意です。