勤務間インターバル制度と助成金
新聞に、厚生労働省が推進する「勤務間インターバル制度」についての記事が掲載されていました。助成金も用意されていますので、今回は厚生労働省のHPより、勤務間インターバル制度と助成金についてご紹介します。
勤務間インターバル制度とは
過労死の問題から、働き方改革が叫ばれるこの頃、一つ対策として挙げられるのが、勤務間インターバル制度です。勤務間インターバルとは、終業時間から翌日の始業時間まで、十分な休息時間を確保するものです。例えば、非常に業務が忙しく翌朝の5時まで残業した社員が、始業時間の9時に出社するとなると、その間の休息は4時間と不十分で体調を崩す原因となります。そこで、規程に9時間~11時間程度のインターバルを制度として設け、翌朝5時まで残業した場合は、9時間後の14時からの出社とすることで、十分な休息時間を確保するという制度です。
時間外労働等改善助成金
厚生労働省では、平成30年度も時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)を設けています。中小企業が勤務間インターバル制度の導入にするに伴う経費について、3/4(一定の場合4/5)が助成されます。助成金の上限は、新たにインターバル制度を導入する場合で40~50万円となっています。
支給対象となる取り組みとしては、厚生労働省のHPに10個例示されており、主なものは社労士等外部専門家のコンサルティング、就業規則・労使協定等の作成・変更、労務管理用のソフト・機器導入などなどです。
従業員の労働環境を改善したいとお考えの中小企業の方は、一度ご検討されてはいかがでしょうか。
詳細は、厚生労働省のHPに記載されておりますので、ご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000150891.html